運動について
あなたは運動をすればするほど体は良くなると思っていますか?
現在私は整形クリニックに勤務していて、老若男女問わず様々な方のリハビリをさせてもらっています。
その方達にリハビリという形で施術させてもらっていると時々、
「教えてもらった運動沢山やればやるほど良くなるんだよね?」
と聞かれることがあります。
その問いに対して・・・
あくまでも私個人の考えですが、
一概にその運動を沢山やればいいとは言いきれないなあと思っています。
積極的に提案した運動を取り入れていただけるのはとてもうれしいことです。
せっかく日常の忙しい中で時間を割いて運動をしていただくのであれば、効果を高めるような運動をしていただきたい。
そのうえで・・・
お客様一人一人評価してその方にあった運動を提案していきます。
その運動は痛みの軽減を図ったり体に足りない要素(効率よく体を動かす為の要素)を補うための運動などを提案していきます。
それらの運動を行うことで体をコントロールしている脳に対して刺激を入れているのと同じことになります。
そして脳は質のいい情報(運動の感覚)を受け取るとその情報をもとに体をコントロールしてくれます。
逆に質の低い情報(運動感覚)もしくは粗い情報(大雑把な運動)だとその情報をもとに体をコントロールします。
つまり、「運動の回数よりもどういう運動をしているのか、どこが動いているのかを認識する質が大切」だと考えています。
特に整体に来ていただいている時期は「質」が必要ではないかと考えています。
まずは少しの運動でしっかりと動きを認識して動いても大丈夫と体に思ってもらうようなイメージです。
少し痛みが落ち着いてセルフコントロールできてきたら体はある程度の負荷量の運動もこなせるようになってきていると考えられるのでその時期から「質より量」の運動を行っても大丈夫だと考えています。
なので教えた運動をいっぱい雑にやるより、少ない回数でいいので、しっかりと自分の体に意識を向けてあげてください。
それが大切だと私は思っています。
本日もブログを読んで頂きありがとうございます。
あなたはなぜ痛みを取りたいですか?
その痛みが取れたら何をしたいですか?
その痛みが取れたらどんな楽しい事が待っていますか?
この問いがあなたの考えるきっかけになれたら幸いです。